初めて興福寺を訪れた感想|阿修羅像・北円堂など国宝多数で大満足!

夏休みの間、久しぶりに実家に帰省したのは良いものの、何もすることがなく暇を持て余していた私。

そこで奈良を代表する寺として、全国的に有名な興福寺のことを思い出しました。

歴史がとても古く、国宝級のお宝がズラリと揃っていることは前から知っていましたが、しっかりと参拝したことはありませんでした。

なので開設したブログのネタとしても良い題材ですし、今回足を運んでみることにしました。

そんなわけで事前に軽く書籍で勉強しただけのニワカ知識ではありますが、興福寺の訪問記をここで紹介したいと思います。

目次

近鉄奈良駅から興福寺までの行き方・アクセスについて

まず最初に興福寺への行き方について。

奈良県民はもちろんですが、初めて奈良を訪れる方でも問題なくたどり着ける場所にあります。

というのも、近鉄奈良駅から歩いて5分程度のところにあるんですね。

しかも道中には案内標識や看板もあるので、ほぼ迷うことはありません。

JR奈良駅からでしたら少し距離はありますが、奈良交通バスが多くの本数運行しており、市内循環外回りの「県庁前」で降りればもうすぐそこです。

また車でアクセスする方は、興福寺国宝館の横が専用駐車場になっており、1,000円で停めることができます。

ただし駐車台数は46台とあまり余裕はないので、休日・祝日に駐めるのは厳しいかもしれませんが、周辺には多数のコインパーキングがあるのでそちらを利用すると良いでしょう。

そして今回の私ですが、近鉄電車と徒歩で行くことにしました。

駅から真っすぐ行った方が早いのですが、せっかくなので観光がてら回り道をして、猿沢池を経由して向かうことにします。

これが「南都八景」に数えられる猿沢池ですね。

この池の周囲には木の柵が設けられていて、ちょうど腰掛けられるようになっており、のんびり休憩することもできるおすすスポットです。

猿沢池の美しい風景を十分に楽しんだら、「五十二段」といわれる石造りの階段を上っていざ興福寺へ。

ちなみにこの52という数字は、仏門に入る修行の段階を表現しているとのことです。

興福寺に到着!参拝順に見どころを紹介

五十二段を登ると興福寺に到着で、左手には「南大門跡」、右手奥には「五重塔」が見えます。

それでは1つ1つ順番に、参拝していきたいと思います。意味するとのこと。

まさに奈良のシンボルマーク!「五重塔」

興福寺の境内に入って最初に目に付くのは、やはり「五重塔」ですね。

東大寺の大仏さんと肩を並べる、奈良のシンボルマークです。

軽く調べたところこの五重塔は光明皇后によって730年に建造され、これまで5度の焼失・再建を経て、現在は6代目に当たるようです。

そして奈良県は歴史ある古都としての景観を維持するために、超高層ビルなどの高い建物を建てることはできなくなっています。

なので奈良県内で一番高い建造物は、高さ約50mのこの五重塔なのですね。

ちなみに私が訪れた時は、保存修理工事中とのこと。

なんでも明治時代以降120年ぶりとなる大規模修理で、今後は素屋根を作って五重塔を完全に覆ってしまうらしいので、その前に訪問できたのは運が良かったかもしれませんね。

色鮮やかな朱塗りで華やかな気品漂う「南円堂」

次に紹介するのは、日本最大の木造八角円堂として重要文化財に指定されている「南円堂」です。

現在の建物は約230年前・江戸時代に建てられており、木造八角円堂としては日本最大級。

とにかく美しい八角形の形に鮮やかな朱塗りが施されており、眺めているだけでウットリしてしまうほど華やかな印象を受けますね。

毎年10月17日にはこの南円堂が特別開扉され、ご本尊や安置されているその他の国宝を拝観することができます。

そんな南円堂のすぐ脇には、先述した猿沢池と同様に南都八景に数えられる、「南円堂の藤」があります。

私が訪れたのは夏なのでもちろん花は咲いていませんが、ここまで大きい藤棚に下がっているわけですから、これが満開になった時はさぞや絶景なのでしょう。

ちなみに南円堂の藤の奥に見えている建物は、「一言観音堂」というお堂。

なんでも一つずつ願いを叶えてくれる観音様が祀られており、興福寺の中でも常連の方に人気のスポットですね。

寺社好きの中では評価が高く穴場な「三重塔」

南円堂の横にあるわき道を入って少し行くと現れるのが、興福寺の「三重塔」です。

その高さは約20mなので、五重塔と比べるとかなりコンパクトなサイズ感ですね。

この三重塔はお寺の中でも少し外れた位置にありますし、五重塔の圧倒的な知名度のおかげで、そこまで知られていないかもしれません。

ですが鎌倉時代から現存しており、繊細でその優美な姿は寺社好きの間ではとても評価が高く、五重塔とはまた異なる美しさを醸し出しています。

また毎年1年に1回だけ行われる「弁才天供」にて特別開帳され、三重塔の内部にあるご本尊を拝めるとのことです。

日本で最も美しい八角円堂と称される「北円堂」

三重塔の横道を少し上がった先にあるのが、「北円堂」ですね。

このような八角形のお堂は奈良時代辺りから建てられてきたようですが、その中でも興福寺の北円堂は「日本で一番美しい八角円堂」と呼ばれています。

同じ八角円堂である南円堂と比べると屋根の傾斜は穏やかで、高さ・サイズともに小さめの造りになっていますね。

朱塗りでキラキラとした華やかさのある南円堂と比較して、渋みの漂う雰囲気がたまらなくカッコいいですね。

個人的には今回参拝した興福寺の建造物の中で、この北円堂が一番のお気に入りかもしれません。

この北円堂にもご本尊ほか四天王像等が安置されており、春と秋の年2回だけ特別開帳として一般公開しているようです。

おすすめの撮影スポットな「南大門跡」

現存はしていませんが、かつて興福寺の正面玄関として存在していた、「南大門跡」がこちらになります。

かなり大きな門だったようで、資料によると東西約23m・南北約9mというサイズ間で、これは平城宮跡にある朱雀門に次ぐ大きさだとか。

またこの南大門跡は他の場所よりも高台となっており、真正面には中金堂がありますので、撮影場所としてもおすすめですね。

ただしかなり急な石段になっていますので、くれぐれも転ばないよう足元に注意しながら上がってください。

2018年にリニューアル・300年ぶりに再建された「中金堂」

いよいよ興福寺の中核施設である、「中金堂」の登場です。

この中金堂は710年に創建されて以来、6回もの再建を繰り返していましたが、1717年に失われて以降は資金不足で仮講堂しかなかったようです。

そんな中、1998年~2018年と20年もの年月をかけて、300年ぶりに再建されたのが現在の姿。

率直な感想としてはとにかく大きいのひとことで、そのサイズは東西約37m・南北約23m・高さ約21mと壮大なスケールを誇っています。

この中金堂は拝観料として、大人500円・中高生300円・小学生200円を支払えば、内部に入ることが可能です。

さっそく受付にて料金を支払い、チケットを貰います。

残念ながら中金堂の内部は写真撮影NGなので画僧はありませんが、天井がとても高く広々としたスペースになっています。

その中には、ご本尊である「釈迦如来坐像」を中心として9体の仏像が安置されています。

個人的にはその「釈迦如来坐像」を四方から囲んでいる、4体の「四天王立像」が今にも動き出しそうな躍動感に溢れていて、非常に素晴らしいと感じましたね。

大きな古民家の雰囲気・佇まいが渋い「東金堂」

中金堂の東側、五重塔と並び立つ位置にあるのが「東金堂」です。

この東金堂は一般的な住宅の屋根にみられる「寄棟造」で造られており、どこか古民家のような雰囲気が漂っています。

これでもかというぐらい大きくて煌びやかな中金堂とはうってかわって、素朴で味わいのある外観がなんとも素敵です。

この東金堂にもご本尊の「薬師如来坐像」を中心に、国宝級の仏像が安置されており、拝観料を払うことで以前までは中に入ることができていました。

ですが五重塔の修理に伴い2023年6月から閉堂となっているので、現在は参拝することはできなくなっています。

阿修羅像はもちろんお宝だらけの「興福寺国宝館」

今回の参拝記の最後となるのは「興福寺国宝館」です。

この国宝館はもともと奈良時代に僧侶が食事を取る食堂の跡に建てられたもので、2018年にリニューアルオープンして現在に至ります。

入り口を入ったすぐのところが受付になっており、拝観料は大人700円・学生600円・小人300円です。

国宝館の内部は撮影禁止となっていますが、とにかく重要文化財や国宝が数多く展示されています。

その中でも、一番の見どころとなるのはやはり「阿修羅像」でしょう。

この阿修羅像は3つの顔と6つの手を持つ少年の象なのですが、ため息が出るほどの神秘性と美しさ。

そして3つある顔の表情はそれぞれ異なり解説によると、

・右側:怒りや反抗心が垣間見える少年期の顔
・左側:何かに思い悩む思春期の顔
・正面:迷いを捨てて決意した青年の顔

となっているようで、その違いを眺めるだけでも面白かったです。

またほっそりとした身体に、スラリと伸びる6つの腕もバランスが良く、どれだけ観察しても飽きることがありませんでした。

近年の仏像ブームの急先鋒となった存在ですし、奈良を訪れることがあれば絶対に見て損はないと思いますね。

そしてこの国宝館には、この阿修羅像以外にも歴史の教科書で一度は見たことがあるレベルの仏像だらけ。

特に私が好きだったのは、

・小柄でお茶目な雰囲気のある「天燈鬼・竜燈鬼(てんとうき・りゅうとうき)」
・8部衆立像の1つで、人の体と鳥の顔を持つ「迦楼羅像(かるらぞう)」
・木造にも関わらず5mを超える大きさ誇る「千手観音立像」

などでしょうか。

一通り見終わった後は、出口付近に併設されている売店もチェックです。

この売店では、興福寺にまつわる様々な商品が販売されています。

私も今回の記念として可愛らしい巾着袋に入っている塩飴と、阿修羅像のポストカードを購入しました。

そして国宝館を後にしたところで、今回の興福寺の参拝は終了。

おおよその所要時間は1時間ちょっとでしょうか。

境内はそこまで広くはないのですが、とにかく見どころが満載だったので、1つ1つゆっくりと見て回った感じですね。

今回初めて興福寺を訪れた感想まとめ

今回はじめて興福寺を訪れた感想を最後に述べていきます。

「なんで今まで行かなかったのだろう?!」と思うぐらい、満足感が高かったですね。

これは後から知ったことなのですが、興福寺は国宝指定されている仏像の所有数日本一の寺院だそうです。

そんなこともあり、どれを見ていいか分からないぐらいお宝だらけですし、それらを1時間程度で全部見終えることができるのも素晴らしいです。

個人的な好みとしては、眩いばかりの輝きを放っている「南円堂」や「中金堂」も良かったですが、渋くて趣きのある「北円堂」と「三重塔」がお気に入りですね。

あとはやっぱりですが、国宝館の阿修羅像は本当に必見だと思いますね。

今まで写真やテレビ越しでしか見たことなかったですが、その気品のある美しさと、神々しいまでのオーラは上手く言葉にできないほどです。

気軽にフラッと行けるぐらい奈良駅からのアクセスも良いので、これからは定期的に参拝しようと思えるぐらい、個人的なお気に入りスポットとなりました。

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