太陽の塔の内部見学に初めて行ってみた|岡本太郎の世界観全開で最高の場所だった!

先日ふと思い立って、大阪・吹田市の万博記念公園にある太陽の塔の内部見学に行ってきました。

もともと私は岡本太郎さんのファンで、東京に遊びに行った時に青山の「岡本太郎記念館」にも行くぐらい。

その代表作である太陽の塔について、2018年から内部公開されていることは知っていましたがずっと行けずじまいだったので、今回やっと念願が叶った形です。

来年には大阪万博の開催が控える中、1970年に行われた万博の熱狂を少しでも感じたいという気持ちもあり足を運んだので、その詳細や感想をお届けしていきます。

目次

太陽の塔の内部見学・詳細を画像と共に紹介!

それでは以下で、実際に太陽の塔の内部見学に行った詳細を、カメラで撮った画像と共に紹介していきます。

太陽の塔の外観・中に入るまで

今回は住んでいる奈良市から電車で万博記念公園に行きました。

最寄り駅は大阪モノレールの「万博記念公園駅」となり、駅に到着して歩いていると、大きな観覧車のあるエキスポシティや、大型アウトレットのららぽーとが見えます。

そして2~3分ほど歩いたところで、「万博公園中央口」に到着。

券売機が設置されていますので、まずは万博記念公園に入るためのチケットをここで手に入れます。(価格は大人260円・子供80円)

ここまでの道のりからもチラチラと見えてはいたのですが、万博記念公園に入場すると、ほどなくして太陽の塔とご対面することに。

制作者である岡本太郎さんの名言に「芸術は爆発だ」という言葉がありますがまさにその通りというか、そのサイズと存在感にまずは圧倒されます。

ただこれまではテレビや写真でしか見たことがなく、子供の頃はその風貌から怖い印象すら持っていたのですが、今実際にその外観を目の当たりにすると、とてもユニークで「かわいい」と感じましたね。

そして太陽の塔ですが、正面胴体部分の顔が「現在」で、最上部の顔が「未来」

後ろに回って、背中部分の黒い太は「過去」を表現しているそうです。

塔の近くにはキャプションがあり、そこには1970年・大阪万博当時の太陽の塔の姿が描かれていました。

そこには現在とは違って、鉄骨製の大きな屋根に覆われる形で太陽の塔が突き出ている姿だったことが良く分かります。

その大屋根は万博終了後に撤去されてしまったのですが、太陽の塔の後方にあるお祭り広場というところに、大屋根の一部が現存しています。

それでは予約時間の5分前になりましので、内部見学するべく塔の裏側にある入口へと足を運びます。

そこで受付をしているスタッフの方に予約時に送付されたQRコードを見せて、入場料を支払い中へと入ります。(料金は大人720円・子供310円)

いよいよ太陽の塔の内部見学がスタート!

ついに念願だった太陽の塔の中へと入っていきましょう。

内部へと向かう廊下には、制作者である岡本太郎さん自身が描いた太陽の塔のデッサンが展示されています。

このデッサンは太陽の塔の話を受けて、構想段階の時に描かれたもので「1967年7月17日」とサインがされていますね。

そしてその廊下を抜けると、次は「地底の太陽ゾーン」です。

様々な仮面や像などが展示されており、かなりおどろおどろしい雰囲気が漂っているわけですが、これは大阪万博当時の地下展示「過去:根源の世界」を体感できる空間になっているとか。

そこに現代の照明技術やプロジェクションマッピングなどの演出が加えられ、見るものを圧倒するような空間となっています。

そしてこのゾーンのメインを飾るのが、金色に輝く「地底の太陽」ですね。

高さ約3m・全長約11mもあり、なんとも形容しがたい表情をしていますが、これは人間の精神世界を表現しているとのこと。

またこの地底の太陽は「幻の第4の顔」ともいわれていたのですが、なんと撤去時に紛失してしまって、その後40年以上経っても見つからなかったとか。

なので現在の地底の太陽は、当時の資料を元として復元させたものだそうですね。

ちなみにこの地底の太陽ゾーンと、生命の樹の1階部分までは撮影が可能。

なので入館時間になるまでは、みなさん一様に見学・撮影をして時間を過ごしています。

ついに人類の進化を描いた「生命の樹」とご対面!

入館時間になったので、係の人に案内されて太陽の塔の内部である生命の樹へと足を運びます。

そして周囲が真っ赤な壁に覆われた空間に通され、ここで一緒に回っていたグループの人たちみんなが感嘆の声を上げます。

その理由はもちろん生命の樹によるわけですが、そのスケールの大きさと芸術性の高さは凄まじいものがあります。

この生命の樹は下から上へと40メートル以上にもわたって人類の進化を描いている芸術作品で、木の枝や幹にいろんな生物模型が取り付けられています。

その順番的としましては、

・原生類時代(ウミユリ、ポリプ、べんもう虫、アメーバ、クラゲA、クラゲB、太陽虫)・三葉虫時代(三葉虫、オルトセラスペルキドウム、キルトセラスデクリオ、巻貝、アンモナイト、オーム貝、サソリ)
・魚類時代(ドレパナスピス、ボスリオレピス、魚類ABC)
・両生類時代(マストドンザウルス、クリプトクレドウス、メソザウルス)
・爬虫類時代(ブロントザウルス、トラコドン、エダフォサウルス、プテラノドン)
・哺乳類時代(ザウロボタ、マンモス、ゴリラ、ニホンザル、テナガザル、オランウータン、チンパンジー、ネアンデルタール人、クロマニヨン人)

というような感じで、太古から人類の進化の過程を表現しているんですね。

一番最下層は原生類時代になっており、約2億5千万年前から存在しているウミユリ、クラゲになる前身のポリプ、さらに原生動物の総称であるべんもう虫がいます。

そして少し視界を上に向けると三葉虫時代の生物が飾られており、照明により光り輝いている太陽虫がひときわ目を引いています。

残念ですが写真撮影できるのはこの1階部分だけなので、スマホをポケットに閉まって鑑賞に集中。

ここからは生命の樹を中心として、その周囲にらせん状に造られている階段を上りながら次のフロアへと向かいます。

DNAはらせん構造になっていることは広く知られていますが、1段1段足を踏みしめるたびに変化する展示物の様子を見ていくうちに、自分自身も進化していっている気分になりますね。

次のフロアに到着したらまた別のスタッフの方が現れ、親切・丁寧な解説をしてくれます。

様々なオブジェが並ぶ中で、私が気になったのは大型生物である「マンモス」「ゴリラ」ですね。

もちろんマンモスはかなり巨大なサイズなのですが、ほとんど空中に浮いているような展示をされているんですね。

よく観察するとマンモスの片足が樹に接着されていることが分かるのですが、目を凝らさないと分からないレベルなので、逆に大丈夫なのかとハラハラするぐらいです。

またゴリラに関しては、頭部が欠損して中の機械が剥き出しになったまま展示されています。

この理由についてスタッフの方曰く、50年以上の歴史を感じてもらうために、あえて大阪万博当時のまま展示しているのだとか。

現在は動きませんが、このゴリラは内部の機械によって顔部分が動く仕組みになっていたそうです。

そして一番上のフロアではついに人類が誕生しており、チンパンジーとネアンデルタール人、さらに樹の最上部分にはクロマニヨン人が配置されています。

またこの最上階のフロアは、太陽の塔の両腕部分ともつながっているわけですね。

この腕の内部構造がまた素晴らしいものになっており、規則正しく組み込まれた鉄骨が美しくライトアップされ、本当に引き込まれるような感覚を覚えるぐらい。

このフロアの見終わったところでちょうど制限時間の30分が経過し、太陽の塔の内部見学は終了となります。

実際に太陽の塔の内部見学に行って感じたポイントや注意点!

今回実際に太陽の塔の内部に入ってみて、私自身が感じたいくつかのポイントや注意点をお伝えします。

これから見学予定の方や興味を持っている人などに、役立つ内容であれば嬉しいです。

予約時刻よりも早めに入場する

私自身は予約時間の約5分前ぐらいに着いて中に入りましたが、「もう少し早めに入ればよかった」と思ったのが正直なところ。

というのも岡本太郎さんのデッサンや展示物が飾られてある、地底の太陽ゾーンが、入館時間までの待機場所になっているわけです。

単純に多数の展示物があるので、時間に余裕がなければゆっくり見てられないということですね。

またそこには同じ時間に予約して一緒に回ることになるグループの方たちがいるわけで、その人たちは思い思いに写真撮影を行っています。

なので自分の取りたい感じで写真を取るのが難しいわけです。

ましてや多彩な照明・プロジェクションマッピング技術が用いられ、ドンドン表情や雰囲気が変わっていくわけで、そこに多数の人がいると自分の撮るタイミングがズレたりで、なかなかうまくいきません。

なのでせっかく行くのなら、予約時間の20分前には入館して余裕をもって地底の太陽ゾーンに臨むことを強くおすすめしますね。

ガイドさんの近くに行って解説を聞く!

生命の樹を観察するスポットはいくつかのフロアに分かれており、その度ごとにガイドさんが変更して展示物の解説をしてくれます。

ですが太陽の塔の内部では「生命の挽歌」というBGMがかなりのボリュームで流れており、またガイドさんによっては声が小さくて後方まで聞こえない場合もありました。

なのでフロア上ではグループの後方ではなく、意識的にガイドさんの近くに行った方がしっかり解説を聞けて、何がどうなっているのかをより知れて楽しめると思います。

高所恐怖症の人や足腰が悪い人はエレベーターを使う方が良いかも

生命の樹は下から上へと目まぐるしく変わる人類の進化を、1段ずつ上がりながら鑑賞できることが醍醐味だと思います。

ですがその高さは40m以上もあり、これは普通のビルの10階相当分に当たるようですね。

なのでそこまで高い所が苦手なわけではない私でも、上の方に行くとやはりフワフワした浮遊感を覚えました。

しかもらせん状の階段で上から下まで吹き抜けの構造になっているので、下を見ないようにしてもどうしても視界に入ってしまいます。

ですから高所恐怖症人なんかは、結構怖思いをするかもしれません。

またビルの10階相当を上がっていくわけですから、足腰の悪い方や高齢者の方にはかなり負担がかかるでしょう。

なのでそうういった自覚がある方は、予約時・入館時に申請が必要ですが、フロア間の移動はエレベーターを使用する方が良いかもしれませんね。

帰り道も見どころの1つになっている!

生命の樹の見学が終わって地上へと戻る時も、グルグルとした非常階段を下りていくことになります。

そしてこの帰り道も見どころの1つになっており、大阪万博当時に撮影された写真、内部再生工事の経緯、岡本太郎さんの過去の名言などがパネルで飾られているんですね。

これらも普段はお目にかかれない相当貴重な資料でしょうから、早足で駆け下りるのではなくじっくりとチェックすることをおすすめしますね。

【最後に】太陽の塔の内部見学に行ってきた感想まとめ

今回初めて太陽の塔の内部見学に行ってきた感想を、最後に述べていきます。

結論から先にいうと「素晴らしい」の一言ですね。

制作者・プロデューサーである岡本太郎さんの世界観全開で、アートにほぼ興味のない私ですら感動を覚えるレベルでしたね。

これまで映像や写真で見ていた太陽の塔でしたが、生で目にするとやはり別物。

その存在感はもちろん造り・色・質感など、すべてが圧巻で自分の想像をはるかに超えていましたね。

そして塔の内部である生命の樹については、世界でも類を見ない芸術作品と言われていますが、これまたとんでもないです。

展示されているオブジェはどれも躍動感がありますし、現代の最新技術が加わって表現にプラスされていますから、時間を忘れて見惚れてしまうぐらいです。

なので太陽の塔をまだリアルで見たことがない方は当然ですが、その内部を見学したことが1度もない方にも絶対に見てもらいたいと思いますね。

万博記念公園は太陽の塔以外にも、「エキスポ70パビリオン」「国立民族学博物館」などがありますし、単純に公園と考えてもかなり広大な敷地になります。

また近くには「ららぽーとEXPOCITY」のような楽しめる場所もあるので、お子様連れ家族や、カップルでデートに行ってもいい思い出になると思いますね。

なにわともあれ、私的には本当に最高の一日でしたね。

スケジュールの関係で今回は1人で行きましたが、太陽の塔にまだ行ったことがない友達を近いうちに連れて、もう一度行きたいと思っています。

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